SNSストーカー
現代ではSNSが盛んになり、多くの人がSNSを利用しています。そんなSNSなどを常に監視し、その人が行うつぶやきや写真のアップロードなどからその人の場所を特定し、実際に接触を試みたり、なぜか普段の生活を把握したりする人たちが増えています。こうした行為をする人たちのことをネットストーカーと言い、大きな問題となっています。公開していないはずの個人情報をなぜか知っているというケースや、元カノから執拗にコメントされ、どんどんエスカレートし誹謗中傷を毎日書きこまれるケース、送った覚えのないメールが送られていたケースなど、恐ろしいようなことがSNSを通じて展開されています。
こうしたネットストーカーに遭遇した場合、自己防衛という形でやれることはたくさんあります。まず、顔写真をむやみに公開しないことです。ネットストーカーはストーカーのインターネット版であり、結局のところは恋愛感情が変質してしまうことから始まります。顔写真を上げることは、この人はかっこいい、誠実そうだという情報を与えることにつながり、それが原因となってしまうことがあります。そのため、なるべく顔写真を上げないことが求められます。そして、プライベートな話を出さないということも大切です。近所でこんなことがあった、この店がオープンしたという情報だけである程度の地域を特定できることがあります。そこに近所の写真などを添付することで、家まで特定することは決して絵空事とは言えず、場合によってはすぐに特定できることも考えられます。そのため、こうした情報を出来るだけ上げないことが大切です。
ネットストーカーと弁護士
自己防衛で出来ることには当然ながら限界があり、そうした時にはネットに強い弁護士にお任せすることが重要です。ネットストーカーもストーカーの一種であり、行為によってはストーカー規制法の対象に入り、処罰されることもあります。こうしたことは弁護士などに相談して分かることがほとんどです。弁護士にお願いする場合、証拠の集め方、保全の方法、そして、実際にネットストーカーを行っている人物の身元の特定などやれることをやっていき、解決に導くことが求められます。ネットに強い弁護士に任せることで、こうした作業をすぐにこなすことができるため、解決までの時間が早いことも言われています。何かしらの問題に発展する前にまずはネットに強い弁護士に相談を持ちかけてみるということが大切です。